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坂道のアポロン #7 ナウズ・ザ・タイム(Now's the time) レビュー [アニメ]

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俺にはもう君なんか必要じゃない…

友情にもたまには嫉妬がある。千太郎が松岡のバンドに参加する事を
聞いて不安になった薫は自分から千太郎に別れを告げてしまった。

足が重い…
この坂道を初めてのぼった時と同じくらい…

うわー、この薫の登校風景、第一話で見たのとほぼ一緒だ…
つまり、あの時のような沈痛な感じに戻っちゃったと?
一人でお昼を食べる薫に、自分のおにぎりを勧める律っちゃん。
薫さん、律っちゃんの勧めは断れないw おにぎりを食べると
中の具が、この前の潮干狩りの時のアサリの佃煮だった為、
あの時の悪夢が蘇る…。

後は続きからどうぞ



律っちゃんが薫と仲がいいのを見て、律っちゃんの友達の女子達が
薫と律っちゃんがデキてるのでは?と騒ぎだす。すると、薫さんは
自ら、自分と律っちゃんはただの友達だから誤解しないでほしい…と
女子達に説明。薫が喋ってきた事で、ビックリする女子達だが
お堅いイメージだった薫が、喋ったらけっこう普通だった事で
薫へのイメージが変わり、薫にモテキが到来!?というくらい
女子達に好印象になった。 よかったね、薫さん。


放課後…
薫が下校しようとすると、校門の所で千太郎が待っていた。
千太郎は薫に声をかけるが薫は完全に千太郎を無視… 
えええ…完全スルーですか、薫さん…。


山岡の家で、松岡達とバンドの練習をする千太郎。
ここのシーン、山岡の家の前をたまたま通った薫さんが、家の中から
もれてくる千太郎のドラムの音を聴くのが、なんとも切ないですなあ。
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薫さんは、「千太郎のドラムの音だ…」とか
思いながら足を止めたのだろうか…
そして、千太郎もドラムを叩きながら薫の事を思っていたに違いない。

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後日…
千太郎がムカエレコードを訪れると、暑い日だというのに
律っちゃんパパが黒いネクタイなんかをしている。
聞いてみれば、ジョン・コルトレーンが亡くなったとか…。
律っちゃんパパは店の中に百合香さんが来ていると千太郎に言う。
店の中を見ると、百合香さんの姿が。
百合香さんはチェット・ベイカーのレコードを見て涙ぐんでいた!?
チェット・ベイカーといえば、淳兄の顔が浮かぶ千太郎…
百合香の本当の気持ちにちょっと気付いた!? 
千太郎はチェット・ベイカーのレコードを地下で一緒に聞こうと
百合香を誘う。
 
地下室への扉を閉めた後、千太郎は「なんも言わんでください…」
と百合香に迫り、百合香にキスをしようとする。百合香は
「だめよ… だって私…」と言うが、二人はキスをしそうになる。
百合香さん「だって私、淳一さんが好きなの」とか言おうとしたのかね。
と、ここで、地下から咳き込む声が… なんと、すっかりやさぐれた
感じの淳一が地下に居て、「どうぞ続けてくれ」なんて言われて
ショックを受けた百合香さんは泣きながら店を後にする。
百合香が淳一の事を好きだという事を完全に悟った千太郎、地下から
出てきた淳一はチェット・ベイカーのレコードを持って
「おい、千坊、忘れもんだ。お前の女の
と、千太郎の気持ちを逆なでするような事を言った為、カッときた
千太郎は淳一の事を殴ってしまう。


文化祭の実行委員に薫と律っちゃんがクラスから選出された!
発表者の受付を二人でしてると、千太郎が淳一を殴った事や、その時に
百合香も来ていた事を律っちゃんから聞く薫。律っちゃんか用事で
席を外すと、そこに受付をしに千太郎がやってくる。

殴ったって本当なのか
ひとりで抱え込んで苦しんでいるのか…

千太郎に訊きたい事は沢山あるのに、なかなか言えない薫。
そして、結局何も言えず… 後悔を残したまま時間は過ぎ、
実行委員として忙しく過ごしているうちにあっという間に
文化祭当日を迎え、千太郎との距離は遠くなっていた。


松岡達のバンド・オリンポスは演奏前から評判で、演奏が
始まると、女子達から黄色い声援が…で、松岡が歌うシーンでは
ちゃんと、岡本信彦が歌ったー! しかし、演奏の途中で
ギターやマイクの電源が落ちしてしまい、演奏が止まってしまう。
上級生が文句を言ってくると、千太郎は松岡をかばって、上級生
達を追い払ってくれる。そんな千太郎を見た丸尾は千太郎が
優しい事に驚いたようだ… 丸尾は千太郎に、このバンドを
続けてみない?と誘ってくるが、千太郎はそれを断る。

俺はやっぱりジャズのほうが好いとる
…それに大事な相棒ば待たせとるけんな

ちょうど、千太郎がこの言葉を言った時、薫さんは配線を
チェックする為に、幕を隔てたすぐ後ろで千太郎のこの言葉を
聞いていた。薫の中で、待ちに待っていた友達からの手紙が
来た時のような感覚が沸き起こる。

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電気が復旧しない為に、客が帰りだし、焦る松岡。すると、そこに
薫がやってきて、少しの間、自分が繋ぐから復旧した時の
準備をするように松岡に指示を出す。

薫はピアノの演奏を始める…
JR東海キタ――(゚∀゚)――!! 
いや、サウンド・オブ・ミュージックのMy Favorite Thingsねw
千太郎もつかさずドラムで加わり、二人のセッションが始まる。
曲はいつの間にか、"Someday my prince will come"に変わり…
二人の演奏はどんどん盛り上がっていく。
律っちゃんは、以前、薫が律っちゃんの為に弾いてくれた事を
思い出し、あの時と今の音楽は全然違うと驚く。

まるで王子様が二人で
仲良くケンカしながら帰ってきたみたい…

薫と千太郎の演奏を聴いて涙ぐむ律っちゃん。(ノД`)二人が戻ってきたよ!
二人の演奏を聞きつけて、講堂には生徒がどんどん集まっていく。
そして、最後は… Moanin!! 

演奏シーン、たっぷりでしたねえ。生徒達が講堂に集まってくるのは
アニメオリジナルな演出ですね。
演奏が終わり、拍手の中、千太郎は薫の手をとって、その場から
走り去る。千太郎と薫は坂道を走っていく…

体が軽い
まるで生まれ変わったみたいに…
このまま…飛んでいっちゃいそうだ…


今回はこんな感じでした。
今回の最初の方では坂道をあんなに沈痛な面もちで、重苦しく歩いていた
薫さんが、最後には、千太郎と一緒に軽やかに走っていく姿は感慨深い。
遠く感じていた千太郎との距離なんて、二人が演奏を始めたら
一瞬で縮まりましたね。演奏シーンはほんと、素晴らしかったし
感動なんだが、私が一番好きなシーンは、幕の後ろで薫が千太郎の
本心を聞くシーンですね。あのシーン、薫さんが、千太郎の言葉が
どれだけ嬉しかったんだろうかと思うと、嬉しい気持ちになる。
手紙がポストにコトンと落ちる音が、薫さんの胸につかえていた硬い石
がコトンと落ちたような音に聞こえて、感動しました。
誰よりも、薫と千太郎が仲直りすることを望んでいた律っちゃんが
二人が演奏する姿を見て、涙ぐむ所もよかったね…。

で、千太郎と薫さん、手に手をとりあって、走っていっちゃったけど、
千太郎行っちゃったら、電源復活しても、ドラムは…? 

前回までのレビューは以下からどうぞ
#1 モーニン(Moanin')
#2 サマータイム(Summertime)
#3 いつか王子様が(Someday My Prince Will Come)
#4 バット・ノット・フォー・ミー(But not for me)
#5 バードランドの子守唄(Lullaby of birdland)
#6 ユー・ドント・ノウ・ホアット・ラブ・イズ(You don't know what love is)


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