さんかれあ #12 あの瞬間…俺は… レビュー 最終話

ついに礼弥パパとの和解を果たし、改めて礼弥を預かる事に
なった千紘だが、礼弥を自由にしてやれた嬉しさよりも
責任の重さを実感していた。　

礼弥は食卓も一緒に囲むようになり、もちろん、彼女の食事は
紫陽花づくし。呶恩はビックリ、ボイルはご乱心と、賑やかだが
色々前途多難な部分も多い。
まー、礼弥はゾンビだし、しゃーなしだよなあ…
今の所、事情を知っているのは家族の中だと萌路だけなのかな
ちょっと元気がなかった礼弥を花火大会へ誘う千尋。

ただ、本当に将来の見通しは悪い…

後は続きからどうぞ

　


礼弥の体を維持する方法…
エンバーミングや防腐剤、色々調べてみても有効な
手だてはみつからない。頼りにできるのはボイルだけだが
ボイルは普段はだいたいボケてるので無理ｗ

礼弥は萌路に「学校か、羨ましいな」と言ったようで
礼弥は学校に行ったりしないのか？と言ってくる萌路。
体を維持するという観点からは、昼間に普通に学校に
通うというのはそう簡単な事じゃないので難色を示す千紘。
ただ、学校にも行かず家にずっといるとか、普通の女子高生の
する事ではなく、それを思うとどうしたらいいのか悩み所。

あいつの人生…俺には重すぎないか？

(ﾟДﾟ)ﾊｧ?　ちょっと何、暗くなってるのよ！
っていうか、千紘君、そんなヘタレだったっけ？
刺されても礼弥の父を説得した、あの時の熱い気持ちは
どうしたんだよ！　



そんな千紘の暗い気分を反映したのか、花火大会は雨で中止
礼弥はもし自分がいなくなっていなかったら、来年連れて行って
くださいと言う。　来年ねぇ…　なんか礼弥に来年なんてあるのかと。
学校で、礼弥が花火大会を楽しみにしていた事をわんこに言うと
わんこは、普通にみんなで花火をやる事を提案。
というわけで、夜、みんなで花火をやる事になった。
わんこが来ると聞いて、礼弥はちょっと顔を曇らせる。

夕方になり、わんこがやってきた。
わんこは礼弥の浴衣を持ってきてくれており、着付けもしてくれる。
礼弥とわんこ、二人とも千紘が好き同士で、色々とあるが
わんこの性格もあるので、ドロドロした感じは一切なく
お互いライバル同士、エールを贈りあった感じだった。

みんなで花火…
大きな花火大会じゃなくてゴメンと謝る千紘、今の生活に不満とか
ないのか？と礼弥に訊くと礼弥は、もちろん不満などなく、
千紘達と一緒に生活出来ることが刺激的で新鮮だと言う。

今は大きな花火よりも小さな花火の方が素敵だと思います…

確かに礼弥はそう思っているんだろうけど、最後、線香花火が
終わる瞬間とか、なんかちょっと寂しい感じもしたね。

後日…
自宅に学校に戻る為の荷物を取りに戻る礼弥。
礼弥パパは礼弥の体を維持する為の方法を探りに渡米中なので
留守だが、亜里亜は居た。亜里亜は、これから、礼弥について
心配も、気遣いも手助けもしないと、礼弥に伝える。
なんか、亜里亜も最後、ちょっとだけ何か言いたげ？な感じも
したが、とはいっても、亜里亜は礼弥に対して愛情んんて
絶対ないだろうから、ほんのちょっとだけ心配している程度だろう。



礼弥が屋敷から出てくるのを外で待っていた千紘。
千紘は、学校に行くにあたって、礼弥の体を守る努力を自分と一緒に
してくれと礼弥に言い礼弥もそれを了承した。
二人は、思い出のあの場所、礼弥と千紘が初めて出会った廃墟へ向かう。

千紘は、礼弥にできるだけ長くいてもらいたいと正直な気持ちを
伝える。礼弥はいつまでいられるかわからないから後悔したくない
と言う。

そうだ…俺の幸せは礼弥の不幸で
礼弥の幸せは俺の不幸なんだ…
解ってる…　解ってるけど…

ん？何、どういう意味？　なんで千紘の幸せが礼弥の不幸なの？
どこらへんが？？　礼弥の幸せはなんで千紘の不幸なの？
普通に千紘の幸せは礼弥の幸せであると思うんだが。
千紘にとって幸せって何なのよ？　礼弥の幸せは普通の女の子の
ように暮らすこと、そして千紘の傍にいる事なんじゃないのか？
それが、千紘にとって不幸なの？　


千紘の事を想った礼弥は意識が混濁してきた
そして、フラフラと千紘に近付き…
千紘の唇に噛みついた


終わり…


最終話はこんな感じでした
"新鮮期"と呼ばれる時期を過ぎ、感情や欲求・本能などの
区切りが曖昧になり始める"混濁期"に入りつつある礼弥が
食欲と愛欲の狭間で、千紘を食べようとしてしまった瞬間が
最後に描かれていましたが、いきなり過ぎで
ﾅﾆｺﾚ的な終わり方でしたなｗ
なんでこんな終わり方にしたのか、よくわからんが、変な所で
ゾンビものの、セオリー通りにしたという感じなのかしらん？
ゾンビものといえば、ラストは、なんの解決もなく、将来の
見通しも悪く、軽く絶望感的なものも漂いつつ　終わっていくのが
常ですから、それっぽくしたという事なのかしらね？
ただ、あの終わり方、普通はダメな終わり方だろう…
っていうか、最終話が一番盛り下がった感があるな。
ダリンとかが登場する所まで話をもっていかず、適当な
オリジナルストーリーを入れつつアニメにしましたが、ちょっと
ｇｄｇｄ感は否めなかったと思います。
もうちょっと、面白くできたハズなのに…　(´ε｀；)
何も、こんなゾンビものっぽく暗く終わらなくていいのにｗ
どうせなら、水着回とかにしてバーンと盛り上げちゃえば
よかったと思ったりしました。

それでも、内田真礼ちゃんの礼弥は非常に可愛く、井口裕香の
萌路もピッタリで、楽しめました。もちろん、木村良平の千紘も
よかったね！　


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コメント 1

原作のストーリー展開と所謂ラノベ的な展開を覆したアイディアは流石だと思います。(； ･`д･´) ただ巻をへるにつれ本当にただただ不安にしかならない展開が・・・・。(ヽ´ω`)
ホラー・・・。なんでしょうね・・。これ・・・。
by 大林　森 (2012-07-02 01:14)