新作アニメ 絶園のテンペスト 第一幕 魔法使いは、樽の中 レビュー [アニメ]
世の中の関節は外れてしまった。
ああ、なんと呪われた因果か、
それを直すために生まれついたとは！
恥ずかしい台詞禁止…
ハムレットの有名な台詞なんだろうけど、いきなり
脈絡もなくシャウトされちゃうと若干恥ずかしいｗ
どっかの孤島…
そこに放置された一つの樽の中から少女が出てくる。
少女の名前は鎖部葉風、鎖部一族の最強の魔法使い。
島は見えなくなる結界が張られており、外部に助けを
求める事もできない。まさに絶海の孤島。
彼女を放置したのは鎖部左門。左門は船の上で
葉風はあの島で骨となると言う。骨！？
後は続きからどうぞ
約束なんてものどれほどの重さがあるんだろう
彼女からのメールを見る滝川吉野
授業中、吉野の事を女子達が「彼女いるって噂
聞いたんだけど…」とうわさ話をしていると、吉野は
「いるよ」と小さな声で答える。
授業が終わった後、先生から幼なじみの不破真広について
訊かれる吉野。真広は退学届けを出していきなり消え、
それ以来音沙汰がないのだ。下校時に不良に絡まれ
酷い目に遇う吉野。真広と二人だったら、こんな不良に
やられるがままじゃないのに…と真広の事を思い出す。
真広がまだ居た時、吉野と真広は大人数相手に喧嘩を
して家に帰り、真広の妹の愛花に叱られていた。
愛花は真広が喧嘩をするのは吉野の所為だと吉野を
厳しく詰っていた。
あなたが悪いんです。
すべてはあなたの罪…
必要以上に吉野を毛嫌いしている様子の愛花だが
吉野の送る視線は熱い。
学校帰りに墓地に寄る吉野。
なあ真広…
お前が求めているものは手に入りにくい上に
つまらないものだよ。 たとえ手に入ったって
お前を幸せにするものじゃない…
そう思いながらとある墓地の前に立ち携帯を
見ていると、一人の女が話しかけてくる。
エヴァンジェリン山本、無職の28歳、そう自己紹介
してきた女は真広を探しているといって吉野に
銃を突きつけてきた。
エヴァンジェリンの話だと…
２週間前、ある地域で十代後半とおぼしき
少年が目撃され、以後、その地域は封鎖されている。
そして１週間前、別の地域で同一と思われる少年が
目撃され、その地域も現在立入禁止の厳重封鎖中。
２番目の地域で少年は死の危険にあった人間を一人
助け、その時に名を尋ねられ「ふわまひろ」と
名乗ったという。
真広をよく知る吉野は真広は人助けをするタイプじゃ
ないし、助けた相手に本名を言うのもらしくないと
その人物は真広ではないと否定するが、その助けた
相手が15歳の綺麗な子だったと聞いて、それなら
真広が自分の妹と似た子を見て放っておけなかった
かもしれないとその人物が真広であった可能性を
示唆する。 現在、二人が立っている場所の前に
あるお墓は不破家の墓で、愛花はその下で眠っている…
真広が行方不明になる前…
どうして愛花は殺された？
愛花は何者に殺され、犯人は捕まらず、手掛かりが
まったくない為に事件解決へ進展する可能性はなかった。
不合理だろ 辻褄が合わない
と、苛立つ真広。吉野は「そこが人の世のおくゆかしさと
いうやつじゃないか？」と言う。なんか、この吉野の
「人の世のおくゆかしさ」って表現が変に聞こえる。
こういう時に使う表現かね？ 犯人が捕まらない事件は
沢山あるわけだが、それは人の世の奥ゆかしさじゃ
ないだろう。
その不合理をどうするんだ？と吉野が訊くと、真広は
「どんな手を使っても辻褄を合わせてやる」と鬼の
形相で言った…
エヴァンジェリンは吉野に銃をつきつけ、本当に何も
知らないのか？としつこく訊いてくるが、その時
異変が起こる。十一月で雪もチラホラ降っているというのに
無数のアゲハチョウが飛んでいるのだ。吉野は隙を見て
エヴァンジェリンから逃げようとし、エヴァンジェリンは
更に銃を突きつけてこようとする。と、そこに、真広が
突然現れ、エヴァンジェリンに跳び蹴りｗ
真広は蝶を追ってこの場所に飛んできたという。飛んで？？
エヴァンジェリンは真広に向かって発砲してくるが、その
弾丸は真広には当たらず、弾が空中で止まる。
君は魔法使いに会っているのね、と真広に言ってくる
エヴァンジェリン。
あなたは黒鉄病とどう関わっているの？
エヴァンジェリンを気絶させ、どこかへ向かう真広の
後を吉野がついていくと、街の人々は黒鉄病で全員
倒れており、金属のようになった無数の人々が街中に
倒れていた。
黒鉄病…
生物を金属化する呪的現象。
病気ではないが、状況だけ見ればたちの悪い伝染病。
すでに３つ以上の地域で同じ事が起きている。
政府はこの事を必死に隠しているという…
吉野が黒鉄病にならなかったのは一番影響がある時に
真広がそばにいたからだとか。
いったい何が起こっているんだ？
という吉野の問いに真広は答える。
魔法さ。
それを扱う一族がバカな野望を抱いたんだ
より大きな力を得ようと目覚めさせてはいけないものを
目覚めさせようとしている。
黒鉄病はただの前触れだ。
そいつが目覚めれば日本はおろか、世の中
すべてがひっくり返る。
そんなバカな連中を止められる奴が一人だけいる…
その一族の姫にして史上最強の魔法使い 鎖部葉風
真広はその最強の魔法使いの葉風に力を貸してやっていると
言って、首からぶら下げた木彫り人形を見せる。すると
その木彫り人形から葉風の声がｗ １ヶ月前、真広は
木彫り人形と板きれが入ったガラス瓶を拾い、その
板きれには「魔法を信じ魂と引き換えでも叶えたい願いが
あるなら、この人形に釘を打て」と書かれていた。
真広は愛花を殺した犯人を見つけてもらう代わりに
葉風に手を貸すという取引をしたのだ。
見ろ吉野。あれがオレらが止めようとしているもの
その力の一部だ
その頃…
どっかの巨大な風穴みたいな所では謎の儀式がとり
行われていた。 「戻れ！戻れ！」と連呼し、鎖を次々と
消耗していく男達。そして、その中心では鎖部左門が
「今こそ戻れ！分かたれし果実！樹の中の樹、大樹の
中の大樹、美しき絶園の樹に！！」とシャウト。
何の儀式っすか？ｗｗ
真広が見ろと言った、その先、海の上には鎖を巻かれた
巨大な果実のようなものが現れ、鎖が外れていく。
なんか気持ち悪いぞ… 果実を覆っていた外皮が崩れると
巨大な目玉が目を開ける。ひえぇ
その様子を見ながら、真広君、オレが世界を救ってやると
また例のハムレットの台詞をシャウト。
世の中の関節は外れてしまった。
ああ、なんと呪われた因果か、
それを直すために生まれついたとは！
恥ずかしい台詞禁止！！
そして、吉野が付き合っていたのは、仲が悪かったはずの
真広の妹・愛花だった事が判明。愛花が吉野に辛辣な態度を
とっていたのは、吉野と付き合っている事を真広に悟られ
ない為だったのか…。
初回はこんな感じでした
面白いじゃないですか。あれ？前に少年ガンガンで読んでた
時より、面白いから不思議。ただ、恥ずかしい台詞だけは
やっぱり恥ずかしい台詞のままだった…ｗ 言葉がちょっと
大げさなんだよね、まあ、劇的な感じに仕立てようとしている
のはわかるんだけど。
豊永君の演技が思ったよりも、ずっと良かった。普通
吉野が豊永君で、真広がウッチーだろという感じだけど
豊永君の真広もなかなかの迫力でよかったね～。
奈々ちゃんのエヴァンジェリンも最高でした。ボンズ制作で
奈々ちゃんというと、未咲さん思い出す～ 未咲さんは
２９歳で、今回のエヴァンジェリンは２８歳か…
未咲さんも綺麗だったけど、エヴァンジェリンさんも
お綺麗でいい感じです。奈々ちゃんのハードな演技が
楽しめるわー。
映像が綺麗でしたねえ、アクションシーンがまたすごく
良かった。真広とエヴァンジェリンが戦うシーンの
迫力は凄かった！ この先もアクションシーンが楽しみです。
鎖部葉風も可愛かったな～
スタッフ
原作：城平京、左有秀、彩崎廉
監督：安藤真裕
シリーズ構成：岡田麿里
キャラクターデザイン：斎藤恒徳
ゲストキャラデザイン・魔具デザイン：金田尚美
メカニックデザイン：鈴木雅久
プロップデザイン：赤石沢貴士
総作画監督：大城勝、菅野宏紀
美術コンセプトデザイン：岡田有章
美術デザイン：佐藤歩
美術監督：岡田有章、佐藤歩
色彩設計：中山しほ子
撮影監督：神林剛
編集：高橋歩
音響監督：若林和弘
音楽：大島ミチル
アニメーション制作：ボンズ
製作：「絶園のテンペスト」製作委員会
オープニングテーマ
「Spirit Inspiration」歌：Nothing's Carved In Stone
エンディングテーマ
「happy endings」歌：花澤香菜
キャスト
滝川吉野(CV:内山昂輝)
不破真広(CV:豊永利行)
不破愛花(CV:花澤香菜)
エヴァンジェリン山本(CV:水樹奈々)
鎖部葉風(CV:沢城みゆき)
鎖部左門(CV:小山力也)
鎖部夏村(CV:諏訪部順一)
星村潤一郎(CV:野島裕史)
鎖部哲馬(CV:吉野裕行)
早河巧(CV:浅沼晋太郎)
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