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戦う司書 The Book of Bantorra  第10話 変人と母親と黒蟻の巣 レビュー キャプ [アニメ]

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武装司書モッカニア、かつてはハミュッツと並び、エリートとして将来を
嘱望されていた。全ての生物を喰らい尽くす無数の黒蟻を操り、ハミュッツに
匹敵する強さを持ちながら、心を病んで図書館の地下書庫奥深くに引き籠もって
しまって以来、彼の姿は地下書庫で時々みかけるくらいになっている。
そんな引きこもりのモッカニアを気にする最年長の武装司書・イレイアは
モッカニアの部屋を尋ねて来る。イレイアは、解放日で仕事が忙しいので
モッカニアに仕事を手伝うように頼むが、モッカニアは意に介さない。
イレイアは机の上に置かれた、本の欠片を見つける。本はたとえ欠片であろうとも
全て書庫に収めなければならない。イレイアがその本に触れようとするが
彼女の直感とモッカニアのただならぬ雰囲気がそれを阻止する。

この本に触れれば、モッカニアに殺される・・

イレイアは、モッカニアに、大事ならば、本の欠片をちゃんとしまっておけと
言うのが精一杯だった。

後は続きからどうぞ


バントーラ図書館の一般利用者の待合室は今日も混み合っていた。あわただしく
対応する武装司書や、一般司書達。ノロティが仕事に奔走していると、一般司書の
男がノロティに声をかける。

「ノロティさん、水をどうぞ」

ノロティは親切心で出された水だとい思い、何の考えもしないで一気にその水を
飲み干す。水を飲み干したノロティは何か不思議な違和感を覚える。そして、
その背後には一般利用者と思われる男女が立っていた。男は、ノロティに、
「迷宮の中まで案内していただけないでしょうか?」
と尋ねる。ノロティはなぜか武装司書しか立ち入ることを許されない迷宮の中に
2人を案内してしまう・・・。

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1人、鍛錬に励むエンリケ。マットアラストは、武装司書になる事を断った
エンリケに、武装司書は悪い仕事ではないと言うが、エンリケは武装司書の
弱点がわかったと言う。それは、内部からの攻撃に弱いということ、要するに
内部からの裏切りが起きた場合、盤石と言われた武装司書達は間違いなく
混乱に陥るとエンリケは断言するのであった。と、その時、バントーラ図書館に
警報が鳴り響く。地下迷宮は無数に現れた黒蟻の群れに襲われ、中にいた武装司書
達は、皆逃げまどう。ノロティの危機を感じたエンリケは迷宮に入り、
逃げる途中で倒れたノロティを救出する。モッカニアと迷宮内で遭遇した
ミレポックに、彼は言う。

「迷宮内から出て行け・・さもないと殺す!!」

そして、ミレポックの目の前で、武装司書カルネはモッカニアの操る黒蟻にのまれ
ていく。ミレポはその場から逃げながら、テレパシーで武装司書達に伝える。

「反乱、反乱です! モッカニア・フルールが第五迷宮内で反乱です!!」



ノロティに水を飲ませた男、そして、ノロティに中を案内しろと言った男は
それぞれの胸をナイフで刺し、その場で絶命する。
モッカニアは、ハミュッツの触手に向かって話す、
「聞こえているか、ハミュッツ・メセタ・・僕はお前を殺す」

ハミュッツはさらに触手を伸ばし、迷宮内を探る。
モッカニアはさきほど、男と一緒にいた盲目の女を迷宮内の自分の部屋に連れて
行こうとしていた。その女を母と呼ぶモッカニアだが・・。

逃げた武装司書達は、バントーラ図書館で作戦会議をしていた。中に取り残された
ハミュッツに、シュラムッフェンを使わせ、対抗させようとするが、
シュラムッフェンの保管されている場所までハミュッツを向かわせる手だてがない。
モッカニアが、一緒にいる女性の事を母と呼んでいる事を不審に思うミレポック。
なぜなら、モッカニアの母、レナス・フルールは20年も前に亡くなっているのだ。
そこに、エンリケに担がれ、ノロティがやってくる。その女の人は、自分が
迷宮に案内したと平然と言うノロティ。規則で一般人が迷宮に入る事が禁止
されているのを知っているはずのノロティには、その認識がまったくなくなっていた。
武装司書達は、誰かがノロティにアーガックスを使って、その認識を彼女から
消した事を察知する。


事態の打開の為に、イレイアは1人、迷宮に入り、モッカニアと対峙する。
鋼海潜行が使えるレイブンフィーキーは先に迷宮内に潜行していく。
次々と周りの柱を壊しながら、イレイアはモッカニアを攻撃する。動き少しでも
止めれば彼の黒蟻によって喰い殺されてしまうために、動きを止めずに、闘わ
なければならない。すべてがイレイアの視界の中に入った時、彼女はは魔法権利を
発動させ、ついにモッカニアの動きと黒蟻の動きを完全に止める。スタミナが
完全に切れたイレイアは自分自身にも魔法権利を発動させ、その場に倒れる。

イレイアがモッカニアを引きつけている間に、作戦はすでに動いていた。
ハミュッツはシュラムッフェンを手に入れ、フィーキーは母と呼ばれる女の元まで
潜行していた。フィーキーが女に話しかけると、女は、フィーキーに、モッカニアを
助けて欲しいと懇願する。そのとき、フィーキーは女の何かに気付く・・
フィーキーはミレポックにその事を伝えようと一瞬、気を緩める。その時、
時間が動き出したモッカニアの黒蟻にのまれ、フィーキーは絶命してしまう。

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なんか、面白かったですね~ モッカニア、すごく強そうなのに、あんな
引きこもりでもったいな・・っていうか、もう、今回の反乱で、彼の死は目に
見えている所が、すごく残念。なんであんな反乱を起こしてしまったのか・・
っていうか、あの女は誰なんですかね?フィーキーが一瞬驚くくらいって
ことは、リアルにモッカニアの母なのか?w

イレイアおばさん、超つええええ!! 
驚きました、あの機動力w そして、あの魔法力。かなり強いっす。
いままで、イレイアの事、引退した人とかかな?とか思ってたんですけど
がっつり現役でした。

エンリケが今回も、かっこよかったですね~~ そして、ノロティを守る
騎士のような彼が・・・超素敵です。しかし、エンリケ、武装司書にならないなんて
もったいない!! 最強を目指せるのに・・。

フィーキーさん、あえなく死亡しちゃいましたね・・・なんか超残念。
どうでもいいけど、戦う司書、人が次から次へと超死にますよねw
こりゃ、行方不明のヴォルケンも死ぬな・・いつか。

前回までのレビューは以下からどうぞ
第1話 爆弾と本と沈み行く船
第2話 爆弾と姫君と灰色の街
第3話 爆弾と人間と死の神の病
第4話 夕方とシロンとコリオ
第5話 裏切りと杯と迷いの小道
第6話 雷と怪物と殴る少女
第7話 笑顔と仮面と死にたがりの男
第8話 沼と仲間と浜辺の貝殻
第9話 真人と戦場と私の世界



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