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学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD ACT10 The DEAD'S house rules レビュー キャプ [アニメ]

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孝と毒島先輩が高城の実家に辿り着き、すでに1日が過ぎ
強固な要塞のような屋敷の高城家は少なくとも今の所はゾンビの
心配もなく、それなりに平和な時が流れていた。

高城家が原作の三倍くらい豪邸に描かれているw
やはり、高城パパが右翼団体の会長という設定は放送的に無理
なのか、その設定が一切取り払われている。

孝は高城ママと、高城はコータとそれぞれ話すのだが、
その話の中で、この高城の屋敷には高城両親も長居する
予定はないという事が語られる。

いつまでも電力や水の供給があるわけではない。いまのうちに
バス等を改造し、自分達と共に生き残る覚悟がある人々だけを
連れ脱出予定だと言う高城ママ。

後は続きからどうぞ
今までの状況と違う中、大人に囲まれ、安心である反面、
自分達が、この状況に呑み込まれ、大人に守られる子供として
大きな結束の強い集団の彼等と共に行動をするのか、それとも
別れるか…

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学校生き残り組は集まって話し合う。高城は自分の中で葛藤があった。
高城の両親は妙な事が起きたとわかったとたんに行動を
起こして屋敷と部下とその家族を守った凄い人物だが、それと
同時に、合理的な考えももち、沙耶が生き残っている可能性を
捨てていたというのが沙耶の中で憤りとなって混乱を起こしていたのだ。
ここの沙耶の気持ちを一言で語るのは難しいと思う。
ご乱心気味の沙耶を孝は沈める為に、沙耶の胸ぐらを掴み
吊し上げ、沙耶は親が無事だとわかっているだけマシだと
諭す。 

なんかこのシーン、孝が沙耶を吊し上げる姿がちょっと乱暴に
見えた。女のコをあんなにプラーンと吊し上げるのはどうなのか…

と、そこに高城の父が帰還!!

高城の父は旧床主藩藩主高城家現当主という設定になっていた。
実際はこの県の国粋右翼の首領、憂国一心会会長という設定なのだが、
その部分はアニメ的にNGだったのだろう。

ここでスバっと高城パパの厳しさを一気に表現するシーン。
それはゾンビ化してしまった自分の同志であり友の首を
皆がみている前であえて刀で切り落とし、自分達の置かれた
状況を屋敷にいる人々に分からせるという。

素晴らしい友、愛する家族 恋人だった"もの"でも
ためらわずに倒さねばならない!!
生き残りたくば…戦え!!

うーん、高城パパ、凄い。凄すぎる。
ちなみに声は中田譲治・・ぴったりすぎるw
でママンがハマーンだもんねえ・・

その様子を見ていたコータがなんか反論。刀でゾンビの首を
切り落とした事にケチ?をつける。なんでここで、コータが
刀を全否定するような事を言い出したのか、それはなんとなくは
わかる。今、コータも岐路に立たされている状況なのよね。
その中で自分が一番うまく銃を扱えて、銃が一番有効だと
いう事を主張したいという気持ちが大きいのかなと。
複雑なんだよねえ。この時に、孝はコータと若干ケンカ気味に
なってしまい、その事を気にしたありすは二人の仲を
取り持とうと、コータの所へ孝と話しをするように告げに行く。

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孝は自分達のおかれた状況から、以前、授業で聞いた
「バウンティ号の反乱」を思い出す。自分達は今、高城家という
タヒチで緊張をほぐした事でいままで機能していた規律の
ようなものを失いつつある・・ そんな感じ。
そんな事を孝が考えていると、ありすが孝を呼びに来る。
コータが大変だと。

コータは銃をよこせと大人達から迫られていた。しかし、事実と
して、コータが多分ここにいるだれよりも銃をうまく扱える
しかも、リカの借り物だし、それを渡すわけにはいかないと
コータは銃を抱えて動こうとしない。大人達がコータから
力ずくで銃を取り上げようとしたとき、高城パパ・・・
高城壮一郎はコータの名前を聞き、コータの言い分を聞く。
自分に出来る事がようやく見つかったと言うコータに
壮一郎が出来る事とは何だ?聞くと、そこに孝が現れる。

あなたのお嬢さんを守ることです!

孝は、この地獄のはじまりから沙耶を守り続けてきたのは
コータだという事を説明する。高城ママンからも説明があり、
そこに毒島先輩や沙耶、ありす、静香先生に、麗、ジークも
集まり、みんながコータの擁護に現れる。

こいつがいなければ、アタシは今頃、連中の仲間よ パパ!
こいつがアタシを守ってくれたの!
パパじゃなくてね!!

孝達のグループの団結が強まった時、影では不穏な動きが・・
紫藤のグループの生徒が1人屋敷に潜り込んでおり、その男が
紫藤に今なら、高城家に紫藤達も受け入れてもらえると
連絡をとっていた。で、紫藤グループのあのバスの中では
男女生徒達が乱交を行っており、乱れきっていた・・・・うわーっ・・

今回はほんと、一息って感じでしたが、その反面、登場人物達の
心の中では色々葛藤とかがあって、それが描かれていました。
なんかほんと、色々大変なんだなあ・・と。
やっぱり、右翼というのはアニメじゃ無理なんでしょうかね。
床主藩藩主うんぬんが意味不明ですが、右翼とは描かれないが
団員みたいのとか、パパンはもうそれ以外あり得ないという
扮装ですからね・・でも、高城パパはかっこいい。漢!って感じ
ですよね。

前回までのレビューは以下からどうぞ
ACT1 Spring of the DEAD
ACT2 Escape from the DEAD
ACT3 Democracy under the DEAD
ACT4 Running in the DEAD
ACT5 Streets of the DEAD
ACT6 In the DEAD of the night
ACT7 DEAD night and the DEAD ruck
ACT8 The DEAD way home
ACT9 The sword and DEAD


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コメント 2

takao

高城のパパ、見事に変な設定に変えられていましたね。
格好とか声とか「総帥」と呼ばれているところとか、どう考えても右翼だろう常考、って感じでしたw

今回の孝が沙耶にしたことは同意ですね。
あれは、ちょっと乱暴だろう、と。
言いたいことは分かるんですが。でも、あそこは言葉で説得しないとですね。
子どもの頃から口で勝てなかった腹いせにやった、と言われても仕方ないような感じではないかと思いました。

コータの、カタナに対する反応はですね。
自分のアイデンティティの崩壊の危機、というのは分かるのですが。
あの場面において、集団を統率するためにチカラを誇示するには銃よりカタナ、と言うのが定石、と言うのは、あのメンバーなら分かると思うんですけどね。
ここら辺、自分に自信が持てないのかなぁ、と言う気がしました。

最後に、いよいよ紫藤が出てきましたねw
原作だと、なんかよく分からない終わり方でしたが、アニメではしっかり死んで欲しいなぁ、と思いました。
しかし、Cパートのあの場面、規制の入る地域もあるだろうなぁ、と感じましたw
by takao (2010-09-07 00:09) 

NO NAME

>コータの、カタナに対する反応

3、4人が限界と言ってましたから、いわゆる「百人斬り」に対する皮肉では。「あの愚かな首相」とか、結構その類のネタが入ってるような気がします。

by NO NAME (2010-09-10 15:21) 

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