夏目友人帳 参 第七話 祓い屋 レビュー

ニャンコ先生は名取さんと一緒。
旅館の人に、猫は困りますって言われて、ぬいぐるみだと言って
誤魔化す名取さんｗ　

的場は怖い人…
危険な妖でも恐れず使い、目的の為なら従えていた式を
餌にしたりする。以前、夏目の所に逃げ込んできた妖鳥も
的場に餌にされた妖なのだ。的場は容赦がない…特に
妖には。今回、名取が自分の式である柊を置いてきたのも
それが多分理由なんだろうけど、ニャンコ先生にそれを
指摘されると、名取さんは別に意味はない、今は連れて
来なかったことを後悔していると言いかける・・・・が、ここで
部屋の入口に貼っておいた護符が破られている事に気付く。

って、その護符はニャンコ先生が部屋から出る時に…ｗ


部屋に入ると、明らかに何か来た様子で夏目の姿がなく
焦る名取さんとニャンコ先生。

後は続きからどうぞ




気絶していた夏目が目を覚ますと的場に拘束されていて、彼の部屋の
中だった。的場の妖に対して容赦ない姿勢を知らされた夏目は
彼等には友人帳の存在を知られてはいけないと思い、的場が
別室に行った隙に、的場の式を倒して部屋の窓から逃げ出す。

夏目が的場の部屋に居る間に、的場から的場の眼帯の理由を聞いた夏目…
昔、的場の血の者で右目を食わせてやるからと妖に手伝わせた
人がいたのだが、結局与えず終いにしてしまい、それ以来、
的場頭主はその妖に右目を狙われて、その為の眼帯だそうな…
眼帯の下にはまだ眼球が残っているが、顔には酷い傷があり
それを隠す意味合いもあるっぽい、的場は夏目のその傷を
見せようとしたが、その時に、的場が別室に呼ばれたので結局
夏目は傷を見なかった。いったいどんな傷なんだろうね…？
なんにせよ、不気味だから見なくてよかったよ。

逃げだした夏目は、的場が言っていた大物の妖が集めた血に
よって目覚めるのを阻止する為に、森へ向かう。
その頃、羽根の妖怪は夏目の危機を察知して、目覚めていた。
羽根の妖怪は西の方からイヤな気配が、あれの目が開いたら
きっとみんな食われてしまう…！と言って、夏目を助けに
向かおうとするが、柊が、「うちの主様もねこまんじゅうも
ついている」と言って羽根の妖怪を止める。
ねこまんじゅうｗｗ
柊は心の中で、「なぜ呼ばない名取　飛んでいくのに」と、名取が
なぜ自分を呼ばないのかと思う。

宿の女将に的場の事を聞くと、なんと、ついさきほどチェックアウト
したという事がわかり、ショックを受ける名取さんとニャンコ先生。


そして喧嘩…

ちょっｗ

こんな事をしている時、窓の外に気配を感じた名取が外を見ると
謎の女が森へ向かって走っていく姿を目撃する。
夏目は的場の式から逃げながら、妖を探していた。的場の
好きにさせてはいけない…夏目はそう思い意識を集中して妖の
場所を探り、的場の式を退けながら、その気配のする方へ…
すると、突然、足を岩場の隙間から掴まれ、そのまま、その場所が
崩れて洞窟の中に落ちてしまう。洞窟の奥から、大物の妖の気配を
感じる夏目だったが、その時、目の前にはあの怪しい女がっ！
女は「あいつが来る前に…」と何かを急いでいるようで、夏目を
供物にすると言って襲いかかってくる、夏目ピンチ！　と、ここで
ニャンコ先生登場、女を光で追い払おうとするが、女には光が効かず
名取さんが、女の剣を退ける。



女は妖ではなく人間だった…　名取さんも女の顔に見覚えがあり
なんと、女は以前、的場に使えていた腕のある呪術師で彼女の
式が的場の餌に使われ、以来引退したはずの人物だった。

女は自分の式を餌に使われた恨みを晴らす為に、血を集め的場を
食ってくれるような妖を目覚めさせようとしていたのだ。
気付くと、夏目達の後ろには頭が天井の岩に埋まった巨大な妖が
おり、大妖を中心に既に目覚めの陣まで描いてあった。そして
すぐ近くに妖の血を集めた壺が…ひええぇ。
女は強欲な的場が気に入りそうな大妖をあえて探し出し、派手に
血を集め、妖の噂を流し、ここにおびき寄せようとしていたのだ。

彼女にとって、彼女の式は道具ではなかった。それなのに、それを
的場にえさに使われたわけで、彼女の恨みはとても深かった。
大妖を目覚めさせるにはまだ血が足りない、女は夏目達の血を
ゲットしようと影人形を使って攻撃をしてくる。ニャンコ先生は
斑になり影人形達を一掃しようとするが、そこに突然何本も
矢が飛んでくる。そして、その中の一本が斑に当たりそうになり
夏目は斑を庇おうとするが、矢は夏目をかすめて斑に突き刺さって
しまう。

矢を放ったのは的場だった。的場は妖怪がゴチャゴチャいたので
たまたま当たってしまったと謝ってくる。的場は、大妖の場所が
なかなか探れなかったので、夏目を泳がして場所を見つけさせたと
言う。夏目も傷付き、自分も攻撃を受けた斑は、怒り、「身の
程を知らぬ者よ、覚悟するがいい」と超怖いオーラを出しまくって
的場を喰らおうとするが、夏目がそれを止める。夏目の声は斑に
届き、斑はニャンコ先生に戻る。あうう…ニャンコ先生、ケガ
してるお・・可哀相で見てられないよぉぉ


傷口に届かん…ｗ

場が一瞬和んだが、斑が流した血がウネウネと、大妖へ向かって
飛んでいく。つぼの中の妖の血も全部大妖へ向かっていく。
横を見ると、女が何か呪文をブツブツと言っている。
そして、目覚めるのに十分な血を得た大妖はついに目覚めてしまう。
ニャンコ先生の血は妖力が強い…まさにそれが最後のトリガーと
なって目覚めてしまったのだ。夏目は的場が、この大妖を試したくて
最初からわざと斑に矢を放った事に気付く。
もう、的場は、あの時、斑に食われてしまえばよかったんじゃ…。

目覚めた大妖はひどい毒気を放っているので、大妖から離れろと
ニャンコ先生は言う。女は大妖に、目覚めさせたのは私だと言って
的場を食うように大妖に命じる…が、大妖は言葉を理解しないのか
まったく言うことを聞かず、女を叩き飛ばす。夏目達はとりあえず
その場から女を連れて逃げる。的場はあの妖は使えないので
うちは撤退すると言って、さっさとその場から去っていく。

さすがにあの大妖が地上に出るのはまずいので、封印を試みる名取を
夏目も手伝う事になり、二人は洞窟の中へ戻る。ニャンコ先生に
女についていてあげてと声をかける夏目、ニャンコ先生がなんか
う～って言ってるのが痛々しくていやん・・。その場を去った
的場は外で待っていた七瀬が無駄足だったと言うと、夏目と
ニャンコ先生に会えたのが収穫…みたいな事を言う。



夏目と名取さんは、力を合わせて、大妖を封印しようとしていたが
囮となった夏目が名取さんの封印の陣へ大妖を誘い込もうと
していた途中、大妖に捕まって食われそうになってしまう。
すると、大妖に的場の矢が刺さり、的場は術を使って、大妖を
封印するのではなく、消し去ってしまう。
的場は、大妖も女もどうでもよかったが、夏目の事が気になって
戻ってきたという。そして、「君は面白そうだ…」
「以後お見知りおきを」と言って的場は去っていった…。

去っていた的場は七瀬から夏目が夏目レイコの孫だという事を聞いて
ますます興味が出てきちゃったようだ…　嫌すぎる…

帰り道、この件については名取家が預からせてもらうことにすると
夏目に告げる名取さん。傷付いたニャンコ先生を抱える夏目の様子が
すこぶる暗い。道の先では柊が待っていた。

夏目は思う…

あの人達には見えないのだろうか
仲間を守るために奔走する妖や
失って心を壊してしまう程
妖と絆を持ってしまう人の痛みが…

ただ目的のために傷つけることを厭わないなんて…


名取さんは夏目に、夏目があの人達のことで気持ちを
揺らす必要はない、ああいう人達もいるというだけのことだと
言って諭す。

そうだ…　俺には先生もいるし、名取さんや柊もいる…
俺は…あの人達とは違う！　


今回はこんな感じでした。
最後に名取さんが言った、「ああいう人達もいるということだけのこと」
というのが重いですよね。夏目にとっては、それだけでは済まされない
ような事が起きてしまったという感じで、今回の事件はほんと、今後に
色々と影を落としてしまったような気がします。
も～的場、考え方が根本的に違うのはわかりますけど、ニャンコ先生に
矢を放った事だけは許せない、末代まで祟ってやる！と思いたくなる
鬼畜の所業！　ニャンコに矢だと？　まあ、あの時は斑だったけど
なんてことをしてくれるんだ！！　ほんと、あの時、斑に食われちゃえば
よかったのにと、思いましたよ…。あの場面、目を覆いたくなるくらい
辛い場面なんですが、ニャンコ先生が傷口を舐めようとして、届かない姿が
和ませてくれて、逆に涙が出てしまうよ…。
あんな的場に、友人帳の存在が知られたら、ほんと大変な事になりますね…。
柊が名取を待っている姿が、なんか切なく感じられ、そして、名取も
口には出さなかったけど、柊を危険な目に遭わせなくないという彼の
気持ちが伝わってきました。

次回は…子狐だあああああ！！
　
前回までのレビューは以下からどうぞ
第一話 妖しきものの名
第二話 浮春の郷
第三話 偽りの友人
第四話 幼き日々に
第五話 蔵にひそむもの
第六話 人ならぬもの

おまけ・・・・・
アルターのアルタイルシリーズから出てる夏目貴志のフィギュアの
写真を撮り直してみました。撮り直したといっても、机の上でテキトーに
撮影しているので、そこそこな写真です・・・ｗ

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