新作アニメ Fate/Zero 第1話 英霊召喚 レビュー [アニメ]
Fate/Zero始まりました！
聖杯を廻る、七人の魔術師が七人の英霊を召喚し、最後まで
勝ち残った者がその聖杯をゲットする…
まずはその聖杯戦争に向けての参加者の選定が重要になってくる
わけですが、それぞれの陣営ではそれぞれの思惑があり、その裏には
色々な人々のドラマがあるわけです。
Fate/stay nightは第五次聖杯戦争を描いた話ですが、Zeroはその前の
第四次聖杯戦争を描いた話になります。
アバンは８年前、ドイツにあるアインツベルン家の居城で
衛宮切嗣とアイリスフィールの間にイリヤスフィールが生まれ、
めでたいはずなのに、実はあんまりめでたくもない…という感が
出まくっているシーン。それは、イリヤが生まれながらにしてアイリ
のように用途を限定された、魔術回路の塊のような肉体を持っている事や
アイリと切嗣とアイリの運命への悲壮感みたいな…
初回は１時間SPという力の入りっぷり。
制作はufotableなので、画の雰囲気がモロそれですね。
後は続きからどうぞ
次は三年前のイタリア・トリノ…
言峰綺礼が遠坂時臣と父である言峰璃正から聖杯戦争の説明等を受けていた。
綺礼の右手に令呪と呼ばれる聖杯に選ばれた証、サーヴァントを
統べるべくして与えられた聖痕が現れてた後、璃正は綺礼を時臣に
引き合わせたのだ。
なんか色々話しながら、綺礼を中心軸に置いて、対角にグルグル
まわる時臣と璃正が笑えるんだけどｗ おっさん時計かっ
遠坂時臣も令呪を持つ聖杯に選ばれた魔術師の一人だが、今日ここで
この話し合いが行われている理由は、令呪を得た綺礼が聖杯戦争に
参加した時には、時臣を勝利させる目的で共闘するという密約のような
ものを結ぶ為だった。教会としては冬木の聖杯を望ましい者である
時臣に託せればそれが一番良い、というわけなのである。
これから綺礼は派遣という形で聖堂教会から魔術協会へと転属し
時臣の従弟になり、聖杯戦争までの三年間、魔術の訓練を受ける事になった。
おっさん美声声優夢の共演…！みたいになってるｗ
なんかわけわからん戦争にいきなり巻き込まれても、それに従う
綺礼に拍子抜けの時臣だったが、璃正からの説明では、綺礼はつい先日
妻を亡くしている為、今回の件は目先を変える意味でも、救いだった
かもしれないということだった。
次は一年前の日本・冬木市
公園で遠坂葵と久々に再会した間桐雁夜は、葵の娘の桜が間桐の家に
もらわれていった事を知る。それは古くからの遠坂と間桐の家の間で
交わされた約束で、古き盟友たる間桐の要請に応えると、そう遠坂の
頭主が決定した事で葵が口を出せる事ではない。葵はそれを遠坂という
魔術師の家に嫁ぐ事を決めた時に覚悟をしており、娘を失ったと
いうのに、気丈だった。雁夜は、魔術師になる事を嫌って間桐の家に
背を向けていたが、葵の為、桜を助けようと決別した場所へ戻る事を決める。
凛がカワエエ！
間桐の家に戻った雁夜はすぐに実の父である間桐臓硯と会う。
臓硯が桜を間桐家に迎えた訳は桜の胎盤から将来産み落とされるで
あろう子供を将来間桐の駒として使う事で、今回の聖杯戦争の為では
ない。雁夜は自分が聖杯戦争に出て勝利し、聖杯をゲットするから
桜を解放してくれと臓硯に懇願するが、すでに桜は…
ギャーっ 臓硯鬼畜すぎるお… 気持ち悪すぎる…
もうすでに蟲蔵につけられて大変な状態の桜だが、それでも雁夜が
彼女を救いたいというのなら… 考えてやると言う臓硯。
雁夜「異存はない…」
ええっ雁夜さん、やるの？
今まで魔術師としての教育を受けてこなかった雁夜が１年で
サーヴァントを使役できるレベルの魔術師になる為には自らの体に
刻印虫を宿し、その刻印虫で魔術回路を拡張し鍛え抜く必要があった。
その地獄の、確実に命を落とす事になるであろう方法に頼ってまでも
彼は桜を救いたいのか…。とはいっても、一年後に雁夜が本当に
使い物になる魔術師になるかはまだ未知数なので、それまで桜の
"教育"は続けるという臓硯。うわわ…
現在 ロンドン・時計塔
ウェイバー・ベルベットは授業中に講師のケイネス・エルメロイ・アーチボルト
から罵倒され、怒って教室を出てくる。その時、講師のアーチボルト先生宛ての
荷物を届けるように管財課から頼まれ、荷物を預かる。ウェイバーは
マケドニアから届けられたその荷物をケイネスには届けず、調査を開始する。
ケイネスが聖杯戦争なる魔術の競い合いに参加するという噂をすでに
耳にしていたウェイバーは聖杯戦争の詳細を調べ上げ、それが肩書きも
権威も何ら意味のない、正真正銘の実力勝負だと思い、自分にとっての
理想の花舞台だと感じる。そして、マケドニアから届けられた荷物が、
聖杯戦争における英霊・サーヴァント召喚のための触媒であると分かり
それを持ってすぐに日本へ飛んだ。 ウェイバー君、行動的だからｗ
で、遠坂時臣の所には時計塔からの最新の報告が入っていた。
「ロード・エルメロイが新たな聖遺物を手に入れたらしい」
あれ、ウェイバーに聖遺物取られちゃったけど、すぐに新しいの
ゲットできたってこと？ これで既に判明しているマスターは時臣、綺礼を
含めて五人だという。依然、２席が空席だが、時が来れば聖杯は質を
問わず七人を用意するとか。
そしてもう一つの情報、衛宮切嗣について…
その頃、衛宮切嗣も聖杯戦争に参加する魔術師の調査をしていたが
綺礼が切嗣に興味を持ったように、切嗣も綺礼に興味を持っていた。
二人が同じように疑問を持ったのは、この聖杯戦争になぜ切嗣が、綺礼が
参加しようとしているのか。マスターとして聖杯に選ばれたからには
聖杯を手にするだけの由縁を持ち合わせているはずだが、それがまるで
見えてこない事が恐ろしいと切嗣はアイリに言う。
雁夜は…１年の教育を終え、ギリギリ間に合い、令呪を得ていた。
雁夜さん、容貌が完全に別人…というくらい変わってしまった。
髪は白髪になり、焦燥しきった表情、少し感情を高ぶらせると
刻印虫が皮膚の下を這っているのが見えるぅぅぅぅ。 臓硯の見立てだと
雁夜の命はもってあと１ヶ月だそうな…。雁夜は「それで十分だ」と言う。
そして、臓硯は雁夜の為に聖遺物を見つけていた。
日本にやってきたウェイバー君、令呪もゲットしたおー！
日本の冬木市の家庭にホームステイでもしてるのかと思ったら、お誂え向きな
老夫婦に暗示をかけて、家にやっかいになっているっぽい、だから、まったくの
他人のウェイバー君を自分達の孫だと思っている老夫婦、なんか綻びが
出そうになったら、また暗示という感じ。召喚の儀式の為に、庭には
盗んできた鶏を放っており、それが鳴きまくってうるさいというｗ
切嗣の所にも聖遺物が届いていた。それは１５００年前の発掘品で
傷一つない美しい鞘だった。
アイリ「ただ装備しているだけで、この鞘は伝説の通りに持ち主の傷を癒し
老化を停滞させる… もちろん、〝本来の持ち主〟からの魔力供給が
あればの話だけれど」
切嗣「つまり、呼び出した英霊と対にして運用すれば、これ自体を
〝マスターの宝具〟として活用できるわけだな」
なんか凄いですな～
この鞘は、伝説の騎士王、アーサー・ペンドラゴンの遺品に他ならない、
セイバーは聖杯が招く七つのクラスのうちでも最強とされており、そこに
かの騎士王を据えられるとなれば、切嗣は無敵のサーヴァントを得ることに
なるわけだが、問題はその最強戦力をどう使いこなせばいいのかという事だった。
正直なところ、扱い易さだけで言うならキャスターかアサシンあたりの方が
よほど自分の性に合っていると切嗣は言う。
そんな弱気な事を呟く切嗣にアイリは言う…
召喚する前から不安がっててもしょうがないじゃない
それに、あなたの戦法はどうあれ、あなたの夢を、理想を知れば
わかってくれるわ…きっと彼だって…私のように。
すると、切嗣は何か閃いたように立ち上がり言う…
策が閃いたよ。最強のサーヴァントを、最強のままに使い切る方法が
聖杯戦争に家族を巻き込むわけにはいかないと、時臣は家族を妻の
実家、禅城の家に移す手配をしていた為に、凛は思いスーツケースを
持って遠坂の家を出ようとしていた。凛は綺礼に、父の事をちゃんと
守り通すと約束してくれますか？と言ってくるが、この戦いはそんな
約束を守れるほど安穏とした戦いではないと、正直に綺礼は凛に告げる。
とにかく、父親には無事でいて欲しいと願う凛が必死に綺礼に父を
守るように約束させようとする姿がいいねえ、可愛すぎる。最後には
葵も綺礼に頭を下げ、時臣の悲願を遂げさせてあげてくれと懇願、
綺礼は「最前を尽くします、ご安心を」と二人に言うのであった。
時臣は届いた聖遺物を綺礼に見せる。それはこの世で初めて脱皮した
蛇の抜け殻の化石で、そこから首尾良くアレを呼び出したら、その時点で
我々の勝利は確定すると自信を見せる時臣。
間桐の屋敷では雁夜が桜にばったりと会っていた。
風貌が変わってしまった雁夜を見て驚いた感じの桜。驚いたというより
脅えたというか…だって、雁夜さん、完全に別人！というくらい風貌が…。
今夜は蟲蔵に行かなくてもいいと言われたという桜。まあ、その代わりに
雁夜が最後の試練に向かうわけだが… 空虚な瞳になってしまった桜に
雁夜は、自分の仕事（聖杯戦争）が終わったら、お姉ちゃんやお母さんに
会いにいこうと言う。雁夜は桜を抱きしめ、「あの人たちと、また、
会えるの？」と言う桜に「ああ、きっと会える。それはおじさんが
約束してあげる」と言う… そうして、地下へ向かう雁夜…
地下では召喚の準備ができていた。臓硯は雁夜が覚えてきた召喚の
呪文にもう二節、別の詠唱を差し込むという。なんでも、雁夜の魔術師
としての格は、他のマスターどもに比べれば些か以上に劣る為、
サーヴァントの基礎能力にも影響してしまう。それならば、サーヴァントの
クラスによる補正で、パラメーターそのものを底上げするというのだ。
「今回、呼び出すサーヴァントには、「狂化」の属性を付加してもらう」
ヌヌヌ…難しい…ｗ
ウェイバー君、時臣、切嗣もそれぞれ召喚の儀式を開始する
ここのシーン、みんなの召喚シーンがそれぞれ出て、超ゾクゾクきたわぁー
格好良すぎるわー。そして、ついに、それぞれが召喚に成功！！
ライダー マスター：ウェイバー君
バーサーカー マスター：間桐雁夜
ギルガメッシュ来たぁぁぁ！
アーチャー マスター：遠坂時臣
ギルガメ召喚に成功した時臣は勝利を確信
「勝ったぞ綺礼。この戦い、我々の勝利だ」
そして…
セイバー マスター：衛宮切嗣
「貴方が、私のマスターか？」
-269:15:46
で、今回はオープニングがエンディングに流れた！
超かっこいいオープニングだったよ
初回はこんな感じでした。
初回が１時間ＳＰとか、どんだけ力入ってるのよ！という感じですが
非常に面白かった。１時間だし、どっかでちょっとダレるかな…と予想
したんですけど、そんなのも一切なく、全然時間が長く感じませんでした。
画もヒジョーに綺麗で、申し分なかったわー。
マスター達は、みんなそれぞれかっこいいんですけど、特に良かったのは
やっぱり、切嗣と時臣でしょうかね、にしても、力也に譲治に奨とか、
どんだけいい声おじさま声優揃えてるのよ！ もうその声を聴いている
だけでウホって感じッス。おじさま達もよかったけど、ウェイバー君が
またよかったね、一人若くて、可愛い、あの豪快なライダーとの
コンビもまたいいんだよね～
そんなに超熟読しているわけじゃないんでアニメで見るのが楽しみ…
次回が楽しみじゃー。
スタッフ
原作：虚淵玄（ニトロプラス） / TYPE-MOON
監督：あおきえい
監督補佐：恒松圭
キャラクター原案：武内崇
キャラクターデザイン：須藤友徳・碇谷敦
色彩設計：千葉絵美
美術監督：衛藤功二
撮影監督：寺尾優一
3D監督：宍戸幸次郎
編集：神野学
音響監督：岩浪美和
音楽：梶浦由記
アニメーション制作：ufotable
製作：アニプレックス、星海社、ノーツ、ニトロプラス、ufotable
オープニングテーマ
「oath sign」歌：LiSA
エンディングテーマ
「MEMORIA」歌：藍井エイル
キャスト
衛宮切嗣(CV:小山力也)
セイバー(CV:川澄綾子)
アイリスフィール(CV:大原さやか)
遠坂時臣(CV:速水奨)
アーチャー(CV:関智一)
言峰綺礼(CV:中田譲治)
アサシン(CV:阿部彬名)
ケイネス・エルメロイ・アーチボルト(CV:山崎たくみ)
ランサー(CV:緑川光)
ウェイバー・ベルベット(CV:浪川大輔)
ライダー(CV:大塚明夫)
雨生竜之介(CV:石田彰)
キャスター(CV:鶴岡聡)
間桐雁夜(CV:新垣樽助)
バーサーカー(CV:置鮎龍太郎)
久宇舞弥(CV:恒松あゆみ)
遠坂凛(CV:植田佳奈)
遠坂葵(CV:伊藤葉純)
間桐桜(CV:下屋則子)
間桐臓硯(CV:津嘉山正種)
シャーレイ(CV:高垣彩陽)
衛宮矩賢(CV:千葉一伸)
ナタリア・カミンスキー(CV:渡辺明乃)
ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ(CV:豊口めぐみ)
言峰璃正(CV:広瀬正志)
イリヤスフィール(CV:門脇舞以)
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一時間ＳＰアニメってのは珍しいですよね～。
私見なのですが、魔術師の家系のあり方って、農家っぽくないすか？
子供（後継ぎ）が二人いても、田んぼを継ぐのは一人だし。
財産（田んぼ）を二人以上に分けることを「たわけ」という愚かな言葉で表すように、魔術師も先祖代代受け継いだ魔術を一人にしか継がせない。（だから桜は養子に出された）
by モキエル (2011-10-10 23:53)