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輪るピングドラム 18TH STATION だから私のためにいてほしい レビュー [アニメ]

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多蕗の回想 日傘の母 僕がピアノを弾いていた頃
*籠から出られなくなった理由。かつて僕は天才だった。
 僕の夢はお母さんの夢だった・ピアノと弟と…

多蕗の母はピアノが好きでピアニストだった男性と結婚、しかし多蕗が
生まれてすぐに離婚。離婚理由はその男性に才能がなかったからとか。
母はすべての期待を多蕗に求め、多蕗は友達も作らずにピアノのレッスン、
唯一の友達はレッスンの邪魔にならないだろうからといって買い与えられた
小鳥だけだった。その後、母は新進気鋭の作曲家と再婚、弟が生まれた。
多蕗は、まだ幼い弟に天才的な才能があるのがわかり、このままでは
母に捨てられてしまうと思った。それならば、今、まだ自分が一番の時に
時を止めてしまえば、母は続けていたら多蕗の方が一番だったと
慰めてくれる、もしかしたら、可哀相な自分を今までよりも愛してくれる
だろうと思い、ピアノの蓋で自らの手を潰し時を止めた…

しかし多蕗の思惑は外れ…
鳥籠はさびて、鳥は外に出られなくなった…

後は続きからどうぞ

 

なんか、いきなりアバンから重いぞ…
多蕗の手の傷の謎がこれで解けたわけだが、そういう事だったのね。
多蕗と鳥籠もそういう事かと。それにしても、時籠ゆりといい、
多蕗桂樹といい、親に問題ありという感じだよねえ。

多蕗は自分の手の傷の理由等を苹果と陽毬に話しながら建設中の
ビルの上の階へ向かう。苹果が何処へ行くの?と多蕗に聞くと
「僕たちの運命の至る場所」と答える多蕗。と、言って、到着した
場所はビルの上、多蕗はエレベーターを止めると、陽毬と二人で降り
苹果をエレベーターの中に閉じ込める。苹果がいくら言っても
多蕗は、そこで見ているんだと言って苹果の話を聞こうともしない。
うわわわ…多蕗、いったい何をやるつもりなの…陽毬には何の罪もないのに。

多蕗は冠葉に連絡を入れ、陽毬を誘拐したから、返して欲しくば
父親を連れてこいと条件を出す。えええええっ 冠葉、父の
居場所なんて知らないでしょ?? 多蕗は、もし、冠葉が父親を
連れてきたら、桃果が多蕗に生きることを望んだ意味を確認すると言う。
どういう事よ…

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多蕗の回想 子どもブロイラー 母に捨てられた頃
*僕はピアノが弾けなくなった。いらない子供になった。
 あまりじゃないか。だから僕は透明な存在に…

多蕗は母に愛され続けてもらう為に自ら指を潰したものの、その思惑は外れ
子どもブロイラーという場所に鳥籠の鳥と一緒に捨てられてしまった。
えええええ… 子どもブロイラーって、子どもを狭い場所で育ててる
場所じゃなくて、要らなくなった子どもを捨てる場所だったのか…。
そして、その子どもブロイラーに連れてこられた子どもはやがて透明に
なってこの世界からなくなるという… いったい、どういう事よ…?

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多蕗が子どもブロイラーの中で項垂れていると、桃果が多蕗を救いに
現れる。多蕗は自分は誰にも必要とされてなく、帰る所がないと言うが
桃果は自分が多蕗を必要としていると言って多蕗を説得しようとする。
ところが、多蕗はかなりネガティブ思考になっていて、一番じゃないと
意味がないとかなんとか言って桃果の言う事を聞こうとしない。
すると、こどもブロイラー管理局というのが現れて、集まった子ども達に
アナウンスを始める

これから皆さんを粉々に砕きます
恐くはありません。
誰が誰だか分からなくなるだけです。
透明な存在になるだけです。

子ども達はベルトコンベアで運ばれ、巨大なシュレッダーのような
もので粉々に砕かれていく… うわわわわわ… なんて所だ…
そして、ついに多蕗が… と、その時、多蕗の手を桃果が掴む。
桃果は、多蕗のことが大好きだから、透明なんかにならないで…と
言って、多蕗の手をしっかりと掴む。こどもブロイラー管理局は
「はい、ではライフラインを焼き切ります」
と言って桃果の腕をバーナーで焼き切ろうとする。
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ひええええっっ

生きる意味がないという多蕗に、「私の為に生きて!!」と叫ぶ
桃果、次ぎの瞬間、さびついていた鳥籠が開き、小鳥が外に
飛び出していった。そして、多蕗と桃果は草原に… 桃果はバーナーで
焼かれ真っ黒になった手首を、多蕗の手の傷と同じ、これでおそろい、
「きっとそうなる運命だったのよ」と言って手を多蕗に差しのばした…
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桃果、なんでこんなに天使なのっ
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完全に天使じゃー!! 救世主じゃー!! 女神じゃー!!



やっとビルの上にかけつけた冠葉は目の前の状況に唖然とする。
陽毬はワイヤーで吊された鉄の籠のようなものの中に入れられ、多蕗は
そのワイヤーを一本一本爆破して切っていくというような状態。
冠葉が到着して、さっそく一本ワイヤーが切られてしまった。
苹果が警察に連絡すると言うと、多蕗ではなく、冠葉の方が警察は
やめろと言ってくる。えええ… 多蕗は冠葉が妹の為に犯罪を犯して
大金を稼いでいると言ってくる。苹果は晶馬に電話をするが、晶馬は
地下鉄に乗っている為に、留守電だった。

多蕗は、冠葉が黒ずくめの男達とつるんでいる写真を広げて
冠葉があの犯罪組織の残党とつるんでいて、その組織を指揮しているのは
冠葉達の父親だと決めつけてくる。冠葉が「こんな写真で何がわかる
それはとんだ勘違いだ」と言うと、多蕗はワイヤーをまた一本切る。

もう、多蕗はほんと、桃果、桃果で、話しにならんな… だいいち
こんな事を多蕗がする事を桃果が望んでいるわけないのにっ
こんな多蕗を見たら、桃果は悲しむよ…。

晶馬は苹果からの連絡で現場に向かって走っていたけど、間に合う気配なし。
まあ、この場に晶馬が来た所で、何も出来なさそうだが…。
残るワイヤーは… ええっあと一本くらいしかなくないか??
陽毬もワイヤーに掴まってなんとか長らえている様子。
冠葉が改めて、父親の居場所を知らない事を多蕗に伝えると、多蕗は
「父親の罪はその子ども達がつぐなうんだ」
と言ってくる。うわわわ… 何なの、多蕗… この前までほんと
そこらへんは割り切っているような事を散々言っていたのに、なんで
豹変したんだよぉぉぉ。

陽毬を助ける手はただ一つ、最後のワイヤーが切れた時、それを
冠葉の手でつなぎ止める事だと多蕗は言う。そんな事したら
冠葉の腕がちぎれちゃいそうじゃ… そして、ついに、多蕗は
最後のワイヤーを爆破、冠葉は自分の手でワイヤーをつなぎ止める。
もう、多蕗、どうにかしてよぉ… 

陽毬を助ける為に、自分の腕はどうなってもいいという冠葉の姿を
見て、かつて、自分を子どもブロイラーで助けてくれた桃果の姿を
思い出す多蕗。いや、思い出したなら、冠葉達を助けてくれ…。

苹果ちゃん、今のボクはとても醜いだろう?
あの時、桃果があんなにまでして助けてくれたのに…
僕はすっかりダメになってしまったよ…
桃果を失って生きる目的も失った
今、ここにいるのは僕を内側から食らいつくした一個のモンスターだ

そうブツブツ言いながらフラフラと歩く多蕗、いや、そこまで
自分を分析している暇があるなら、冠葉と陽毬を助けてくれよぉ…
冠葉の腕からは血が流れ、陽毬はもう手を放してくれと言ってくる。
陽毬は自分の病気が治らない事、もう長く生きられない事を知っていて
自分がここで罰を受けるから、冠葉と晶馬を許してやってくれと
多蕗に頼み、自ら手を放そうとする。

ありがとう冠ちゃん、でも、これからは冠ちゃん、自分の為に生きて…

オレはお前の為に生きたいんだ…

陽毬は手を放したが、なんと、多蕗が陽毬を助けていた。
陽毬を失ったかと思って項垂れる冠葉が顔をあげると…
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多蕗が陽毬を抱えていたわけだが、あの状態から、どうやって
多蕗が陽毬を助けたのか、謎だ…。

多蕗は陽毬を冠葉に返し、その場を去る。エレベーターに
閉じ込めていた苹果を外に出し、自分が代わりにエレベーターに
乗って階下へ下がっていく。苹果とすれ違う時に、多蕗は苹果に
「苹果ちゃん、僕のようになっちゃだめだ」
と声をかける。いや、苹果は、まったく多蕗と同じようになる事は
ないから、っていうか、多蕗に心配されたくないしっ!

晶馬がやっと到着。遅いよ~~晶馬~~ 冠葉は自分が罰を代わりに
受けたと言う。早く陽毬を病院へ… 冠葉と陽毬に駆け寄る晶馬。

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ペンギンズも駆け寄る!!

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ん? 何コレ…ww 可愛いいいいいっ


下に降りた多蕗を待っていたのは時籠ゆりだった。あれ、なんで
ボロボロなの…ゆりさん…ああ、そういえば、夏芽と戦っていたんだっけw
多蕗は時籠ゆりを利用して陽毬を誘拐したんだねえ…。

しょせん、僕等はニセの家族でしかない…お互いを利用するだけの…

そう多蕗が言うと、時籠ゆりは多蕗をひっぱたく。
多蕗は「さようなら」と言ってその場を去っていった。
その様子を見ていた夏芽は冠葉をもうあの家には一刻も置いておけないわ…と
冠葉救出への誓いを新たにする。

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晶馬は冠葉と陽毬を抱き寄せ…

どうしてだよ…どうして…  何も望んでなんかいないじゃないか

と涙を流しながら呟く。すると、晶馬の後ろに苹果がもたれかかり
晶馬に言う。

私は違うよ…
私は晶馬君達の事嫌いになったりしない
悲しい事も、辛い事も無駄だなんて思わない
それが運命なら、きっと意味がある
私は受け入れて強くなる… だから…!

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今回はこんな感じでした。
全体的に見ていて、辛い話すぎる。多蕗が親に捨てられて
子どもブロイラーに入れられた事とかも、超ショッキング…だいいち
あの子どもブロイラー、てっきり、小狭い所で、子どもを育てて
色んな所に出荷していくような所だと思ってたら、なんと、子どもを
捨てて粉々にする場所だったとは… 怖ろしすぎる。 多蕗を救いに
子どもブロイラーに現れた、桃果が、マジ天使に見えた。今までも
天使だったが、今回の桃果は、後光が射しているレベルなほど、
もう天使を超えて神レベルだった。 あんないい子が、多蕗があんな事を
するなんて絶対望んでないのに、多蕗はホントに腐ったな…。

冠葉が陽毬の事を思う気持ちも、ほんと泣けたわー。
陽毬が手を放そうとして、冠葉に自分の為に生きてと言った時、冠葉が
「オレはお前の為に生きたいんだ…」と言ったのが、本当に泣けたよ。
陽毬が助かって、晶馬が冠葉と陽毬を抱き寄せて、苹果も後ろから
晶馬に寄り添うシーンも、涙出たな…。子ども達にこんな辛い思いを
させて、高倉家の親はいったい何をやっているんだろうねえ…
どこにいるんだろうねえ… 

陽毬が落ちそうになってる時、三号がヒモを編んでいたんで、てっきり
あのヒモで陽毬は助かるのかと思ったら全然違ってた。あと、陽毬が
手を放した後、多蕗がどうやって陽毬を助けたのかが不思議…最初から
陽毬を本当に殺す気はなかったという事なのか??
それでも、冠葉も一歩間違えば死んでいたよね、多蕗、許すまじ…。
時籠ゆりは、多蕗の事を実はけっこう好きなんじゃないかと、彼女が
多蕗をひっぱたいた時に思った。

次回はどうなるんだろうねえ…

前回までのレビューは以下からどうぞ
1st STATION 運命のベルが鳴る
2ND STATION 危険な生存戦略
3RD STATION そして華麗に私を食べて…
4TH STATION 舞い落ちる姫君
5TH STATION だから僕はそれをするのさ
6TH STATION Mでつながる私とあなた
7TH STATION タマホマレする女
8TH STATION 君の恋が嘘でも僕は
9TH STATION 氷の世界
10TH STATION だって好きだから
11TH STATION ようやく君は気がついたのさ
12TH STATION 僕たちを巡る輪
13TH STATION 僕と君の罪と罰
14TH STATION 嘘つき姫
15TH STATION 世界を救う者
16TH STATION 死なない男
17TH STATION 許されざる者

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