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氷菓 第十六話 最後の標的 レビュー  [アニメ]

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カンヤ祭三日目、最終日
早くから学校に赴く里志。
怪盗逮捕に気合い入ってるな!
壁新聞部ももう号外を出している。もちろん記事を
占めるのは怪盗「十文字」の事。

次ぎのターゲットと思われる「ク」で始まる部活
「グローバルアクト部」へ行くと、まだオープン前の
展示室である教室の前には今回の事件の解決を狙っている
人々がけっこう沢山待っていた。
あっ また谷が居るよ~ あと、映画の犯人捜しの時に
ちょっと出てきた羽場も居る。彼も探偵志願系だもんね。

時刻は7:10…
さあ、十文字、来るなら来い!!

意気込む里志。

後は続きからどうぞ

 


いよいよ最終日です!正念場です!

千反田も意気込みまくり。
千反田が意気込みながら廊下を歩いていると
なんか見たことあるような人が…
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あ!!奉太郎の姉じゃん!!
姉は掲示板を見てニヤリと笑い…
「なるほどねえ」
と呟いた。何がなるほどなんだ?
千反田はもちろん、それが奉太郎の姉だとは
気付かないが「今の方…どこかでお会いしたような?」
と首を傾げていた。そりゃそうだ奉太郎の姉だから、きっと
どこかに奉太郎の面影みたいなものがあるんだろう。
相変わらず、奉太郎の姉の顔が出ないぃいいい!
どんな顔なのか、私、ものすごく気になります!!
で、お姉ちゃん、何がなるほどなんだ? あ、壁新聞部の
記事読んでいたっぽい?


地学準備室…
相変わらず客が来ないw
氷菓はまだまだ沢山残っている。
「十文字」事件をエサにして氷菓を売ろうという発想は
そんなに悪くない。それでも、氷菓を完売するには、ちょっと
足りない。奉太郎は上手くいくかはわからないが…と
ちょっと考えてみる事にした。 
奉太郎!何か考えがあるのか!


グローバルアクト部の展示室では、里志や谷が、何か起きるのを
見張っていたが、何も起きない。時刻はもうすぐ10:00、何、もう
3時間もここで張っていたのか。
すると、谷君が携帯を見て「なんだと!?」と声をあげる。
なんと、十文字はグローバルアクト部をスキップして軽音部から
弦を盗んだ!! えええ…そんなのもアリなんだ?

「十文字」の柔軟性は、僕の予想と能力を大きく上まわっている…
考え直さなきゃ… 現行犯逮捕以外に僕に何ができる…?

焦る里志。うーん、どうしたらいいんだろうね…
里志には頑張ってもらいたいが。


地学準備室…
「おーっ売れる時には売れるもんだな~」
千反田が入須先輩に唄区した20部は売り切れ、追加で10部
持っていった。その他に、朝から通算9部。これは期待が持てる。
と、ここで、お姉様キタ――(゚∀゚)――!!

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奉太郎・姉・供恵は氷菓を一部買ってくれた。供恵は机の上の
鏡に気付く。奉太郎がわらしべプロトコルで、万年筆がこうなったと
説明すると、供恵は鏡をもらって、代わりに「これあげるわね」と
言って奉太郎に… 「夕べには骸に」を渡す!!
えええええ…!! なんと!! なんでお姉ちゃんが持って来てるんだっ

「これが暇つぶしになるかはあんた次第ね」
そう言って供恵は去っていった。どういう意味だ?

奉太郎が「夕べには骸に」の後書きを見ると…

「夕べには骸に」、いかがでしたか?
 自分で言うのもなんですが、結構いい出来栄えだと思います。
まあ、私は背景を手伝ったぐらいで、殆ど何もしてないんですが。
このマンガを楽しんでもらえたなら、私じゃなく原作と作画の手柄です。
 私たちは全員、漫画研究会に属しているわけではありません。
ただマンガが好きで、話しているうちに気があって、それじゃあ
描いてみようかってことで描かれたのがこの話です。処女作としては
かなりのものだと思いますが、あんまり身内褒めになっても良くありません。
これを手に取ってくれた人の評価に任せるとしましょう。
 さて、私たちは今回一回で解散するつもりはありません。来年の
カンヤ祭目指し、もうスタートしています。原作のAは、次回は作風を
コロンと変えてミステリー風に攻めると言っています。なんでも、
クリスティの超有名作を一ひねり二ひねりできないか企んでいるとか。
タイトルはもうできているそうです。
 予告します。次回作のタイトルは「クドリャフカの順番」。
…また、暗い題名を(笑)。
 ではまた来年、カンヤ祭の時期にお会いしましょう。
     
 安心院 鐸破


クドリャフカの順番?
クドリャフカとはなにかは知らないが、「順番」という単語が引っかかる…と
奉太郎は思う。それにクリスティの超有名作? 今回の十文字事件になんか
そこはかとなく関わりがあるような感じがする! 

「姉貴め…まさか厄介事を持ち込んできたんじゃないだろうな?」

厄介事かな?大きなヒントのような気がするけど。


千反田は放送室へ…
「あの…放送部部長の吉野さんですよね?」
「そうだけど、君は?」
「こんにちは。古典部の部長をしています千反田えるです。」

千反田が挨拶をすると、吉野部長は、興奮気味に、ちょうど
君に会いにいく所だったと言ってきた。
って…吉野の声吉野裕行なんだけどw
吉野部長は千反田にお昼のラジオのゲストに出てみない?と
言ってくる。十文字最後の標的の部長というふれこみで
ゲストに出る事になった千反田。
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願ってもないチャンス!!

こんな嬉しそうな顔した後に、は~ってなんか
一瞬疲れた顔してたな、千反田。


地学準備室…
千反田が戻ってきた。里志も戻っている。
奉太郎は「夕べには骸に」を読み終えて、かなり
感動したようで「いいぞ、これ」と呟く。
千反田は「夕べには骸に」の表紙の絵を見て、どこかで
見たことがあると言い出した。どこで見たのか思い出せない
千反田は…

「私、気になります!!」

キタ――(゚∀゚)――!!

「ここまで来てるんです」
「飲み込め」
「無理です!」
「そこをなんとか」
「別のページも見せて下さい」

そう言って千反田が漫画に手を伸ばすと…
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もう渡すしかないよ。この体勢ではもうダメじゃ。

この体勢の為に、千反田の胸元がチラっと見えてしまい
動揺した奉太郎は諦めて漫画を千反田に渡す。
漫画を見た千反田は絵が、会議室前に貼られていたポスターの
絵に似ていると言い出した。ああ、あのポスターね。
そういえば、さっき、供恵が見ていた掲示板も会議室前の
掲示板じゃなかったっけ?

「折木さん、この漫画、少し貸して下さいっ 見比べたいんです!」
「わかった。ただ、すぐに返してくれ。ちょっと、いるんだ」

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漫研部…
摩耶花はポスターを描き続けていた。すると、意地悪な女子が
摩耶花に筆を洗う水入れの水滴を飛ばそうとわざとよろける。
ところが、数滴しずくを飛ばすつもりだった意地悪女子に、お客
さんがぶつかって、水入れの汚れた水がおもいっきり摩耶花の
服にかかってしまった。摩耶花は七色いんこの千里万里子刑事の
コスプレしており、人民服がびしょ濡れに… 事故とはいえ
そもそも、意地悪女子が水滴を飛ばしてやろうとした事が悪いよな。
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酷すぎる…

摩耶花は席を立ち、「後、よろしくお願いします」と部長に
言ってその場を後にする。
摩耶花がジャージに着替えて出てくると、廊下で千反田に会う。
千反田が「夕べには骸に」を持っていて驚く摩耶花。
千反田から会議室のポスターの話を聞いた摩耶花、もちろん
摩耶花もその事が気になり、二人は一緒にポスターを見にいく。


摩耶花が絵を見比べると…
やっぱり、夕べには骸にの絵を描いた人と、ポスターの絵を
描いた人は同じだという事が判明!
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会議室は総務委員会本部が使っている。その横の貼ってあるって
なんか理由はあったりするのかな? さっき、奉太郎の姉が見ていた
掲示板もここだよね? 供恵が見て「なるほどね」と言っていたのは
壁新聞…と、もしかしたら、このポスターなのかな?

誰がポスターを描いたのか気になった二人はさっそく、横の
総務委員会の部屋をノックして、それを訊くことに。
ノックすると、中から出てきたのは総務委員会委員長の
田名辺治朗だった。田名辺にポスターは誰が描いたのかを
訊くと… なんと、描いたのは生徒会会長・陸山宗芳だった!!
ええええ! あの生徒会長が!? びっくりな事実。
夕べには骸にの作画担当は陸山会長だった!!
摩耶花は目を輝かす。

原作に続いて作画までわかるなんて…
本人に訊いてみようかな? 
もしかしたら黄金コンビは続いているかも!


千反田と摩耶花は地学準備室に戻って、奉太郎達に報告。
摩耶花は「夕べには骸に」は大好きな漫画だと奉太郎に言い
奉太郎はあの伊原が大好きと言うのか…とちょっと驚く。
千反田はラジオ出演の事を報告。
奉太郎は戻ってきた「夕べには骸に」を見て、前髪をいじる…
あっ、いつもの考えてる時のポーズだっ
そのポーズにみんなも気付き、千反田は「どうです!?」と
奉太郎が何かを閃いたのか訊いてくる。
奉太郎が何も気付いていないようなリアクションをすると
千反田はちょっとガッカリしたような表情。
奉太郎は思う…

まあいっか。どうせ考えに煮詰まっていたところだ。
本来なら、こいつらに相談しながら話しながら考えを
進めたいが…   千反田が、邪魔だな。
俺がやろうとしている事を知ったら反対するに違いない


奉太郎は里志にだけ話そうと、里志を外に連れ出そうとするが
里志が「やっぱり何かわかったね!奉太郎!」と言った為に
千反田の目の色が変わってしまった。

「何か気付いたんですか?」
「気づいてない気づいてない」
「じゃあ、十文字事件のことじゃ、ないんですか」
「いや…うーん…」

千反田に知られたくないというリアクションを取った奉太郎。

「わたしだってとっても気になってるのに…どうして福部さんだけ…」

いや、千反田よ、たまには話せない時もあるのよ。
他意はないから、今は我慢してくれ…
奉太郎は確かに、十文字の件だが、という事を明かすが
千反田ばらいの為に…
「ものすごく卑猥な話だが、いいか?」
と告げる。

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固まるww


里志を連れ出した奉太郎は、俯に落ちない点がいくつも出てきて
どうも、それらがなにか意味を持ってる気がする事を明かす。

「被害に遭った部活に、隠された繋がりでもあったのかい?」
「いや、別にそうじゃないな」
「なら、怪盗十文字の些細なミスでも見つけだしたとか?」
「それも、ちと違うかな」

ここまで話して、里志は急に真顔になる。
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見たこともないような真顔だな…

「どっちでもない?容疑者は千人だよ?
 それなのに、繋がりもミスも見つけず犯人を特定しようっていうのかい?」
「まあ、そうだな」

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「どうやってさ!」

里志らしからぬ興奮っぷり。興奮というか、ちょっと
怒っているようなそんな感じ。なんか、里志の気持ちが
伝わってくるねえ… 今まで、時折見せていた里志の
ふとした暗い表情を思いだしたよ。

「まあ、犯人がどうとかいうわけじゃない。少し、考えを纏めたいんだ。」
奉太郎がそう言うと、里志はいつものにこやかな表情に戻って
「ふーん、聞かせてよ。期待してるよ、奉太郎」
と応えた。奉太郎は語り出す。

第一に、なぜ十文字は十の部活から十の品を盗むのか? 
これは、署名から読み取って仮定しただけだがな

第二に、なぜ現場にグリーティングカードを残すのか?

第三に、なぜ"失われた"という言葉を使うのか? 
"頂いた"とかが普通じゃないか?

第四に、なぜ"カンヤ祭の歩き方"を残すのか?
部活の一覧が載っているのはあれだけじゃない。
なぜあれにこだわる。

第五に、なぜ園芸部とお料理研なのか。エやオがつく
部活は他にもある。特に、お料理研、普通なら"料理研"だと思うぞ。

第六に…こいつが一番おかしい。なぜクを飛ばしてケを盗んだのか?

第七に…これだ。
そう言って奉太郎が指差したのは"夕べには骸に"の後書きの部分だった。
漫画は関係ないでしょと言う里志に、そうでもなさそうなんだと言う奉太郎。

「里志、クリスティの超有名作といえば」

「そうだねえ、"そして誰もいなくなった"、"オリエント急行の殺人"
 "アクロイド殺し"、"ABC殺人事件"。その四つ、かな」

「ひねって漫画にして"クドリャフカの順番"というタイトルを
付けるとするなら、俺は"ABC殺人事件"だと思っている」

「クドリャフカって昔、実験でロケットに乗せられて
 帰ってこられなかった犬のことだね。僕なら非業の死という事で
 "そして誰も…"かな。」

ここまで話して、里志は奉太郎が言わんとしている事がちょっと
わかったような気がするという。文化祭では「クドリャフカの順番」
というタイトルの漫画は売られていない。

「去年の文化祭で、"夕べには骸に"という漫画が出た。
その後書きで、来年はクリスティの超有名作をひねった
漫画を出すと予告してあった。その作品が推測で
"そして誰もいなくなった"か"ABC殺人事件"だ。
 そして、予告された今年、明らかに"ABC殺人事件"から
 頂いたような事件が起きている。こいつは偶然か?」

つまり、十文字事件は夕べには骸にで予告されていた!?
なんか、壮大なスケール…というか、1年がかりな事件に
なってきたなw あれ、夕べには骸に で予告されていたなら
夕べには骸にに関わった人が怪しいじゃん? 違うのかな?

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十文字事件からはすべてを完遂させたいという強い意志が
感じられる。それなのに、クを飛ばした、やろうと思えば
いくらでもできそなのに。なぜクを飛ばした? と奉太郎は
疑問を投げる。

「里志。この事件、何か意味があるぞ」

里志は千反田が心配だと言って部室に戻っていく。
奉太郎は暫くここに残って里志からもらった資料等に
目を通しながら考えるらしい。奉太郎は怪盗が盗むものを
用意しておいてくれと里志に伝える。里志は校了原稿を
用意すると言う。

校舎に入っていく前に、里志は後ろを振り返り奉太郎を見る。
里志の顔からは笑顔は消え…苦々しいような顔をしている。
そして、心の中で里志は呟く
「期待しているよ。奉太郎」

ここのシーン、里志は校舎に入った部分の日陰で薄暗い
所から奉太郎を見ていて、奉太郎は日が当たった明るい
場所に居て、なんかそれが二人の立場をよく現している
ような感じだったなあ… 
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く、暗い…。


ラジオ放送がいよいよ始まった!!!
千反田が紹介され、千反田は「よろしくお願いします!」と
思いっきり頭を下げ、おでこをマイクにぶつけたw


今回はこんな感じでした。
奉太郎の姉の顔が…全部出ないぃいいい!!
お姉ちゃん、すごく美人そうなんで、早く顔が見たいんだけど
もしかしたら、ずっと顔でないのかな…? 
口元とかだけじゃなく、目が見たい! うむむ…
お姉ちゃん、なんでも、知っていそうなんだけど。
なんで、夕べには骸にを持ってきたんだ? 
夕べには骸にといえば、なんと、作画が陸山生徒会長だと
いうことが判明したけど、となると、あの漫画を作った
人の一人という事だよね? あの後書きからして、
あの漫画を作った人が今回の事件に深く関わっているような
感じがするんだけど、陸山会長も関わっているのかね?
あのポスター、会議室の横にしか貼ってないっていうのは
なんでなのかしら。もっと貼ればいいのにね。
奉太郎が言っている事件の意味はまだ全然わからないが
犯人が誰なのかは見えてきたような気がしないでもない。

里志、頑張ったけど、結局ダメなのかな…?
なんか、奉太郎には敵わないという感じの表情をしていたと
いうか、暗いというか… 彼の気持ちは、けっこう
伝わってくるよね…。里志がどう頑張っても、奉太郎の
ように閃く事ができない、彼のジレンマのようなものが
今回は、伝わってきたな。

次回でいよいよ完結ですかね。
この事件の意味、私、非常に気になります!

前回までのレビューは以下からどうぞ
第一話 伝統ある古典部の再生
第二話 名誉ある古典部の活動
第三話 事情ある古典部の末裔
第四話 栄光ある古典部の昔日
第五話 歴史ある古典部の真実
第六話 大罪を犯す
第七話 正体見たり
第八話 試写会に行こう!
第九話 古丘廃村殺人事件
第十話 万人の死角
第十一話 愚者のエンドロール
第十二話 限りなく積まれた例のあれ
第十三話 夕べには骸に
第十四話 ワイルド・ファイア
第十五話 十文字事件


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きず

姉の顔少しでけ出てたよ
by きず (2012-08-12 15:00) 

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