少女終末旅行 第3話「遭遇」「都市」「街灯」 [アニメ]

ねぇ ユー 人はなぜ生きるんだろうね
「遭遇」

こんな世界じゃそりゃ「人はなぜ生きるか」なんて問答始めたくなるよな。 といってもこんな問答考えるのはチトだけでユーリはまったく興味なさげ。そんな二人だからやっていけているような気がする。バランス?
この前の魚がどこから来たか、上層へ続く道が気になるのだが、そこへ行くにはどうしても渡れない巨大な溝が。うおおお・・・怖い。橋がないので渡れずに考えていると、地面に火のついたタバコの吸い殻が落ちていた。
「火って勝手についたりするものだっけ?」
「いや・・・誰かいる」
なんと!!この二人以外に人が!
「ユー・・弾込めとけ」
一気にきな臭くなったと思ったら爆発音の後にビルが倒れてきた!!そして現れた一人の青年。なんと青年はビルを倒して橋をかけたのだった。
「僕はカナザワ
地図を作りながら旅をしてる」
カナザワの声はなんと石田彰!!
出会ったカナザワは自身のバイクが壊れたのでケッテンクラートに乗せてくれと言ってきた。上層の入口まででいいらしいので、そこまでは3人旅!? 登りやすいように倒したというビルだが、ケッテンクラートで登るのはなかなか大変でガレキを移動して道をつくりながらなんとか登り切る。
「久しぶりに汗を流すと
生きてるって感じがするね」
「生きてる?」
「ちーちゃんがさっき生きてるかどうか
わからないとか言うからさ-」
「そんな事は言ってない」
人はなぜ生きるかね。生きてるかわからないとは言ってないw
登り切ったところで、二人はカナザワに名前を訊かれて自己紹介・・・カナザワとの遭遇がこの後どんな展開になるのか。
「都市」

この辺の最後の一箇所の立派な給油施設があったのでドラム缶を使ってケッテンクラートに給油し、更にドラム缶を満たして出発。給油施設を見つけられたのはカナザワの地図のお陰!! おお、この世界でそういう施設がちゃんと記してある地図ありがてぇ
今では誰もいない住宅型の建物の中を進む3人。上層へ続く連絡塔の周囲はかつての人口密集地だったらしい。人口密集地だったのに今では人っ子一人いないって怖い・・。都市の成り立ちは色々と謎、古代人がつくったインフラに自分達の祖先が住みついたにすぎないとカナザワは言う。それにしても都市の様子が壮観だねえ・・。
「こいつを失くしたら僕は・・・
きっと死んでしまうよ」
カナザワの地図はなんとカナザワがバイクであちこち走り回って作った自作の地図だった。カナザワが作った自作の地図は彼にとっての生き甲斐であった。
「よし燃やそう!」
ユーリくん何を言うww
「失くしたらホントに
死ぬのかなと思って」
「鬼か お前は」
「君達にもあるだろ?大切なものが」
チトにとっては日記、ユーリにとっては食料が大切だが、どちらの死ぬほどのものではない。気付いてないかもしれないけど二人にとって死ぬほど大切なものはお互いじゃないのとちょっと思った。
目指していた上層へ続く連絡塔に到着。
超巨大建造物!!上が見えない。
上層もまた地図にするというカナザワは嬉しそうでどこか生き生きとしていた。
「街灯」
本来の昇降機は塔内部に組み込まれていると言われるが、どうやって動かすのか誰にもわからなかったので、代わりに作られたという昇降機を使って上に昇る事に。代わりに作られたものといっても100年以上前の代物・・・そんな昇降機にケッテンクラートごと乗って上に昇るとか怖いよ~~。

「昇る途中でこわれたりしないだろうな」
「どうだろう」
「大丈夫でしょ」
「楽観的なんだね」
「こいつは楽観の行きすぎで
ネジが飛んでる」
「でもさ、上に行ったら案外食料もあって
人もいっぱい楽しく暮らしてたりするかもね」
ユーリくん、楽観すぎぃ!
うわあああっ 高いよぉおお 壮観!
カナザワはカメラ持ってて写真とってる。
下層階では食べ物や資源がほとんど残っていないので上層階の方が期待できると言うカナザワ。チトは高所恐怖症? 昇降機は壁に金網とか貼っていないので手すりだけなので、傾いたりしたらかなり危険。
「そんな簡単に傾くわけないじゃん」
ユーリがそう言った矢先からレールに何か引っかかって昇降機が思いっきり傾いた。昇降機を止めると傾きも止まったが、傾いた昇降機からカナザワの大切な地図が入ったバッグが落下してしまった。咄嗟にカナザワの体を掴んだチトとユーリ・・・。
「離してくれ
僕も落ちるよ・・」
命よりも大切な地図を失ったカナザワは激しく落ち込む。
「どうせみんな死ぬんだ・・
生きる意味もない・・・」
やだ~暗いよ~
とりあえずレールをチトとユーリで直して昇降機は上に到着。到着した時は外はだいぶ暗くなった後だった。落ち込むカナザワに話しかけようとすると街中の街灯が一斉に点灯する光景が。
「街灯が生きてるんだ。
あの一番光ってる所・・・
何があるんだろう」
街灯の灯りはカナザワの心を少し明るくしたかな?
「カナザワ、これあげる。フルーツ味。
意味なんかなくてもさ
たまにはいいことあるよ」
「こんな世界でも?」
「たぶん。だってこんなに景色が綺麗だし」
「うまい」
「でしょ」
ユーリがカナザワを慰める。3人で景色を見ながらレーションを(´~`)モグモグ
カナザワとはここでお別れ。食料を分けてもらったお礼にカメラをくれたカナザワ。彼は北へ向かうという。
「また地図でも作るよ」
そだそだ。そもそも、もう下層とはお別れしたんだから、新しい地図を作ればいいのさ。いつかまたカナザワに会える時が来るのかな。カナザワここから歩きとか大変じゃね・・・どっかで乗り物調達できればいいけど。
チトとユーリも出発。カナザワがいなくなりまた広くなった荷台。3人も悪くなかったと言うユーリ。わずかな時間だったとはいえ、カナザワいなくなっちゃってちょっと寂しいよね。
「ひとまずあの一番光ってる所を
目指してみるか」
「何があるんだろうね?」
二人は一番明るく光る場所を目指す。そこにいったい何があるのか・・・・
Cパートぉ!!!
一人旅に持ったカナザワは呟く・・・
「歩きでどこまで行けるかな・・・」
少女週末授業はカナザワ先生の地図の授業でした
少女終末旅行 第1話「星空」「戦争」
少女終末旅行 第2話「風呂」「日記」「洗濯」

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